第107回(2015.12.18) 「プロジェクトマネジメントを楽しむ」 その107
「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(21)
−アベノミクスを成功させるためにー
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(9)
渡辺 貢成
 kosei.watanabe@sweet.ocn.ne.jp
(有)経営組織研究所

―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(2)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(3)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(4)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(5)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(6)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(7)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(8)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(9)

A.先月はXさんから「アベノミクスは動き出したが、どのような戦略で勝利に導くのか、新聞などに説明もなく、国民には見えていない。本メルマガが新しい戦略の構想を書いてきたが、再度わかり易く整理して説明して欲しい」という要求に応えて、歴史的な流れと、3つの基本的戦略論を説明した。
第一がモノづくり、コトづくりの電子空間上の戦略で、事例が出てきた段階で説明する。第二が観光戦略で説明済みである。第三が高齢化と新しいコミュニティ戦略で、今月は今まで触れていなかったアベノミクス第二の課題『高齢化問題』を取り上げ、Kさんから説明してもらう。

K.P2Mではこの戦略を21世紀型【電子・コミュニティ(バーチャル→リアル)空間】戦略として紹介してあるが、地域コミュニティは多くのステークホルダー(利害関係者)があり、プラットフォームマネジメントが価値あるコミュニティ形成に大きく貢献する。
今回はプログラムマネジャー経験者がプラットフォームのプロデューサーとして地域自治体に基本構想を提案した事例を提供する。本件はまだ町がその課題をとりあげたわけではないが、プロデューサーは新戦略を成功させるための活動を始めている。
そこで本件に関心のある読者の皆さんはメンバーを集めて、各位が何らかのステークホルダーとなり、模擬討論をすすめてもらうと臨場感のある議論ができ、戦略理解に貢献できる。
だが、これら難解な課題解決は戦略の方程式で解くのではなく、課題解決のプロセスに則った手法で、手順良く進めながら、最期は“ゼロベース発想”に頼ることになるだろう。そしてユニークな案が課題解決に貢献する。
しかし、ふりかえって解釈すると、解決できなかったのは社会の常識が歪んでいたことが多いことに気が付いていただきたい。

A.読者がステークホルダーとなる公開討論会とはおもしろいね。

K.アイデア事例を磨いて実践事例にしてもらいたいと考えています。

T.アベノミクスの特別区に指定してもらいたい提案
☆本件はさる町の地域創生テーマとして「住民がかねてより望んでいた、公園の機能の強化に踏み切るため、予算の都合で、やめる公園、残す公園を指定せよ」と住民に直接アンケートをとる要請があった。
子供が減る現状の町で公園の改革は優先順位の高いテーマとは思えないことから、優先度の高い抜本案を代案として提出した。

(1)X町の特徴
@ 高齢者65歳以上の比率が30%以上と県下1高い。しかし高齢者の要介護率が県下1低い。(町の政策である健康管理対策が行き届いている証拠)

A 長年「長寿が里」と呼ばれている、気候温暖で長生きに適し、生存者に都合がよいが、長生きは国の年金政策の破壊を速めている要件となっている。欠点もある。

B 長生きは、結果として国に貢献しない人々がさらに増え、孤独死、買い物難民化、医者通い難民化という課題が増える方向に伸びている。また、地域病院の収容に限度があり、自宅介護が余儀なくされている。

C 地域上の利点として、吾妻山には菜の花が咲き、海山の眺望の素晴らしい山への訪問客が多い。しかし、単独な山のため、訪問客は多いが、金を地元に落とさずに帰っていく。

D 町の利点として老人の文化活動が活発で、知的レベルがたかく、ボランティアに興味をもっている老人が多い。

上記5つの要件を有利に運ぶ方法を考え、K氏はあるユニークな案を提供した。
皆様方で、プラットフォームマネジメントを実施してみてはいかがですか。
以下は本プロデューサーから、本件内容に関するヒントの提供である。

@ 対象物が「長寿が里」として知られていることで、高齢化社会解決の一番乗りを目指している。
A PMには基本的に「使命・目的・目標」を確立し、線のぶれない提案が望まれている。各位は「使命、目的、目標」を先に議論してください。
B 提案は戦略的に見てグローバル電子空間の最大の活用が求められる。(構想を大きく)
C 複数の課題解決は複数課題を取り上げて、統合的な発想で解決していくことです。
D 持続可能性をもった社会、コミュニティの構築です。

個人とコミュニティの幸福を個人それぞれが考え、持続可能化するには何をするべきか!
(今、世界中を眺めると米国は、国の権力者や金持ちがますます栄え、国民、弱者がますます増えています。日本人は東日本大災害に遭いましたが。日本人は小さな幸せを大切に、継続性のある明るい生活を送っています。米国は1%の金持ちに富が集中し、中産階級が貧困層へと移動しています。欧州はテロと戦争の渦の中にいます。幸福の国日本は幸福度一番乗りを目指したいですね。(現在は北欧が定量的に高い幸福度を勝ち取っています。)




以上

プロジェクトマネジメントを楽しむ バックナンバー
第1回 プロジェクトを楽しむには多くの仕掛けがいる
第2回 PMを楽しむ仕掛けは時間が生み出す
第3回 基礎をしらないとPMは楽しくならない
第4回 仕事を減らす楽しみを覚えよう   (2)  (3)


第7回 行動の中から楽しみを生み出そう(1)
第8回 行動を頭に合わせよう(2)
第9回 行動を頭に合わせよう(3)
第10回 目的があって仕事がある(1)   (2)   (3)

第13回 日本の『現場力』を再度強化しよう(1)
 
  (2)   (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)

第23回 「何か変だな」(1)〜「お客様は神様か?」
第24回 「何か変だな」(2)〜「頭を使う人々が、(生産性に)頭を使わないのはなぜ?」
第25回 「何か変だな」(3)〜「問題と課題の違いがわかるかな?」
第26回 「何か変だな」(4)〜「資格を取っても役に立たない?」
第27回 「何か変だな」(5)〜「「物事」とは何か?」
第28回 「何か変だな」(6)〜「タテマエとホンネ」とは何か?
第29回 「何か変だな」(7)〜「カタカナ言葉と漢字」
第30回 「何か変だな」(8)〜「これからは日本の時代って本当?」
第31回 「何か変だな」(9)〜「ものづくりは技術が基盤って本当?」
第32回 「何か変だな」(10)〜「サービスはタダか、サービスはマネーか?」
第33回 「何か変だな」(11)〜「少子化問題と一人っ子政策の討論」
第34回 「何か変だな」(12)〜「何か変だな!講演会」
第35回 「何か変だな」(13)〜「何か変だな!講演会2」
第36回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(1)〜PMOに消火活動チームの設置
第37回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(2)〜働く女性のために小学校の低学年児童の居残りは学校が面倒を見たら!
第38回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(3)〜アイデアは出すことより、実行+が難しい。実行が難しいから、皆考えなくなる
第39回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(4)〜How to の時代からWhat toへの転換
  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)  (13)  (14)  (15)

第51回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(1)〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
第52回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(2)―緊急時の対策― 〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)

第58回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」―情報を活用する能力(1)―〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (2)  (3)  (4)  (5)

第63回 「世界が変化している。原理・原則を知って変化に対応しよう」―ビジネスの基本に戻ろう(1)― −変わる基本、変わらぬ基本の理解−   
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)

第75回 「世界が変化している中で、日本人は自分のことをよく知っているのか」―勉強をしたバカとは何か勉強しよう(1)― 
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)   (9)  (10)  (11)  (12) 

第87回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」−アベノミクスを成功させるためにー
“想定外”と“ゼロベース発想”−(1)

  (2)  (3)   (4)   (5)   (6)  (7)   (8)   (9)   (10)   (11)    (12)  

第99回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1)
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