第108回(2016.01.19) 「プロジェクトマネジメントを楽しむ」 その108
「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(22)
−アベノミクスを成功させるためにー
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(10)
渡辺 貢成
 kosei.watanabe@sweet.ocn.ne.jp
(有)経営組織研究所

―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(2)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(3)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(4)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(5)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(6)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(7)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(8)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(9)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(10)

A.先月は「X町の公園改革に伴う町の活性化提案」を全員で考えてもらうことにした。
しかし、Bさんから『最近はアベノミクスによる地方創生が動き出し、自治体職員の動きが活発化し成果がではじめた。その結果2015年10月には笹谷秀光著:ビジネス思考日本創生・地方創生「協創力が稼ぐ時代」という本が出版された。この本に有効な事例がたくさん提示されている。X町の課題解決のための議論をする前に本書を学び、討論の内容を高めてはどうかという提案があり、本書の内容を紹介してくれた』。

序章:「顔の見える日本」へ「発信型三方よし」のすすめ
日本は多くの素晴らしいものを持っていながら、それらが自分たちにとっては当たり前のモノ、或いはコトであったため、世界に向かって発信できるものと思っていなかった。これからは関係者が集まって「共有価値とは何か」を検討し、外部に向かって「日本型三方よし」という形で発信しようと提案している。
因みに日本型三方よしとは「世間よし(社会的)」、「相手よし(買い手)」、「自分よし(売り手)」という3者にとって調和のとれた共通価値(社会的価値と経済的価値を同時に)をつくり多くの人々に理解されやすい形で提案するというものである。

第1章 「ご当地キャラ」と「食グランプリ」の活用術:各地の活性化事例の努力と工夫の紹介
第2章 自転車シェアに見る複合課題への対応:所有からシェアの時代への提案
 第2章では同時に「社会的責任に関する手引き:国際標準」の採用を示唆する
@ 組織:組織運営と統治の基本、A人権、B労働慣行:生きがいのある職場つく
C環境問題:大気汚染、景観、D公正な事業慣行(バリューチェイン一式)、E消費者課題:持続的可能な観光、町の足Fコミュニティへの参画および発展:新しい形のコミュニティへの提案
第3章 「共通価値創造(CSV:Creating shared Value)」戦略
  「日本型三方よし」の「共通価値の創造」には3類型があり、@は製品・市場の見直し、Aバリューチェインの見直し、B産業クリスターの見直しがある。
  更に「共通価値の創造」に繋がる「プラスα」として「絆」「安全・安心」、「エコ」への検討を含ませることを示唆。
 第4章は「発信型三方よし」の提唱:
 第3章を成功させるための、人材の育成、組織の育成、やり方の工夫を示唆
 第5章は「まち・ひと・しごと」創生への関係者の結束
 「地方創生」には独自の課題があり、その解決には「様々な関係者」がいる。重要なことは関係者と連携し、プラットフォームを構築して成果を出す。そのためには関係者の積極的参加で、主体性を確保し、柔軟な対応で成果をだし、特定関係者(顧客)が理解しやすいプレゼンテーション作成能力を磨いておく必要がある。
 第6章は地方創生で共有価値を創造する
  地方創生には複合課題解決の場で、理論とは別に現場の実態を理解する有能な「人づくり」を行い、課題にフィットした「しごとづくり」を実施し、「まちづくり」を完成させる。
 第7章は「気づき」と「発信力」による地方創出
  日本人の「気づき」は外人から見るとなぜそこまでやるのという感嘆の声があがっている。しかし、多くの日本人はモノつくりが好きではあるが、顧客にわかり易く発信する発想に欠けている。この章ではプラットフォーム内での討議することで大きな成果を出すこと、それを発信する能力を身に付ける方法を教えている。地方自治も稼ぐ力が求められている。そして努力の成果を外部に発信する力を高める仕方を教えている。
 第8章は日本創出時代の「発信型三方よし」
   日本発のクールジャパンをはじめとする素晴らしい事例が書かれている。

地方自治体が新グローバル時代の到来という時代の変化と少子高齢化を迎える中で「持続可能性」のある組織をつくるには、関連する組織、企業、個人が持つ能力を結集した「協創力」で街づくり発想法と、コミュニティによる解決法が提示されている。

B.以上が「協創力が稼ぐ時代」の内容です。そこで私は上記要件を基にこのプログラムの「使命・目的・目標」を考えましたので、次回提案します。

A.Bさん、解説ありがとう。次回の発表をよろしく頼む。



以上

プロジェクトマネジメントを楽しむ バックナンバー
第1回 プロジェクトを楽しむには多くの仕掛けがいる
第2回 PMを楽しむ仕掛けは時間が生み出す
第3回 基礎をしらないとPMは楽しくならない
第4回 仕事を減らす楽しみを覚えよう   (2)  (3)


第7回 行動の中から楽しみを生み出そう(1)
第8回 行動を頭に合わせよう(2)
第9回 行動を頭に合わせよう(3)
第10回 目的があって仕事がある(1)   (2)   (3)

第13回 日本の『現場力』を再度強化しよう(1)
 
  (2)   (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)

第23回 「何か変だな」(1)〜「お客様は神様か?」
第24回 「何か変だな」(2)〜「頭を使う人々が、(生産性に)頭を使わないのはなぜ?」
第25回 「何か変だな」(3)〜「問題と課題の違いがわかるかな?」
第26回 「何か変だな」(4)〜「資格を取っても役に立たない?」
第27回 「何か変だな」(5)〜「「物事」とは何か?」
第28回 「何か変だな」(6)〜「タテマエとホンネ」とは何か?
第29回 「何か変だな」(7)〜「カタカナ言葉と漢字」
第30回 「何か変だな」(8)〜「これからは日本の時代って本当?」
第31回 「何か変だな」(9)〜「ものづくりは技術が基盤って本当?」
第32回 「何か変だな」(10)〜「サービスはタダか、サービスはマネーか?」
第33回 「何か変だな」(11)〜「少子化問題と一人っ子政策の討論」
第34回 「何か変だな」(12)〜「何か変だな!講演会」
第35回 「何か変だな」(13)〜「何か変だな!講演会2」
第36回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(1)〜PMOに消火活動チームの設置
第37回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(2)〜働く女性のために小学校の低学年児童の居残りは学校が面倒を見たら!
第38回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(3)〜アイデアは出すことより、実行+が難しい。実行が難しいから、皆考えなくなる
第39回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(4)〜How to の時代からWhat toへの転換
  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)  (13)  (14)  (15)

第51回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(1)〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
第52回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(2)―緊急時の対策― 〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)

第58回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」―情報を活用する能力(1)―〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (2)  (3)  (4)  (5)

第63回 「世界が変化している。原理・原則を知って変化に対応しよう」―ビジネスの基本に戻ろう(1)― −変わる基本、変わらぬ基本の理解−   
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)

第75回 「世界が変化している中で、日本人は自分のことをよく知っているのか」―勉強をしたバカとは何か勉強しよう(1)― 
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)   (9)  (10)  (11)  (12) 

第87回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」−アベノミクスを成功させるためにー
“想定外”と“ゼロベース発想”−(1)

  (2)  (3)   (4)   (5)   (6)  (7)   (8)   (9)   (10)   (11)    (12)  

第99回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1)
  (2)   (3)   (4)   (5)   (6)   (7)   (8)   (9)   (10)  (11)   (12)   (13)   (14)  
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