第114回(2016.07.22) 「プロジェクトマネジメントを楽しむ」 その114
「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(28)
−アベノミクスを成功させるためにー
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(16)
渡辺 貢成
 kosei.watanabe@sweet.ocn.ne.jp
(有)経営組織研究所

―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(2)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(3)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(4)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(5)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(6)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(7)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(8)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(9)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(10)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(11)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(12)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(13)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(14
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(15)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(16)

A.先月は地方自治もグローバル社会で競争できるビジョンが必要だということを理解してもらえた。Iさんは、グローバル社会に活用できるビジョンをもって、新しい提案をするといってくれた。今月はその話に入ろう。

I.私はこのたびA町の広報から「第5次中期基本計画」を見ることができた。その出来の素晴らしさに感心しました。その理由はまず、人口の先細りがあるのを解析し、“アベノミクス”の出生率に合わせて中長期人口のベースを決定し、それにしたがって10年先の基本構想をまとめた。基本計画は第一期3か年計画、第二期3か年計画、第三期4年計画を確立し、それぞれの実施計画を策定した。

T.基本構想町(まちづくりのビジョン)
 1.町の将来像:「人と暮らし、文化を育む自然が豊かな町』
 2.3つの理念:@町民「町づくりの力」
A地域コミュニティ「地域の力」
B町行政「自治体経営の力」
3.町づくりの方向性:3.1 生活の質の向上と定住人口の確保
3.2 環境と風景が息づく町づくり
3.3 交通環境と防災対策の向上
3.4 戦略的行政運営
U.中期基本計画
3.まちづくりの方向性の 重点的方針:
3.1 生活の質の向上と定住人口の確保
       1-1 子育て世代を見守るーーー 〜1-5
      3.2 環境と風景が息づく町づくり
       2-1 A町を知り、A町を体験しーーー 〜2-5
      3.3 交通環境と防災対策の向上
3-1 災害や犯罪に備えるーーー 〜3-2)
      3.4 戦略的行政運営
4-1 要員のスキルアップーーー 〜4-2)

 4.分野別方針:方針1〜方針7
方針1 「福祉・健康・保健」
1-1 社会福祉
1-2 高齢者福祉
1-3 障碍者福祉
1-4 健康・保健・医療
 方針の実施1-1-1 社会福祉の第一案件
       1-1-2 社会福祉の第二案件
         方針2 子育て・子育ち・教育
         方針3 生涯学習・スポーツ・歴史文化
         方針4 〜7 省略

この計画はすべての実施計画までのWBSができており、各WBSの実施計画は「XXはYYをする」と、全てが完結できる形になっている。

A.しっかりした内容だね。これがすべて実行可能であれば、Iさんが提案することはなくなるね。
I.その通りです。しかし、完結型になってはいますが、簡単に実施できない問題がふくまれています。そこで町では6つの部会を設け、各部会への部会員募集を始めました。この中で課題として取り上げる問題を取り上げ解決する課題解決部会なる部会が存在します。私はこの第6部会のメンバーとなりました。

 そこで作戦をねりました。この立派な計画案の問題点を探しました。本案は現在の日本の現状では最先端ですが、グローバル視点が欠けています。この激動の時代にグロー
バル視点のない案は、例え国内問題としても、変更を迫られる可能性が多々あります。しかし、学会に提出した案では、部会のメンバーとの落差が大きいため、採用されない確率は高いと言わざるを得ません。そこで私の提案はA町基本計画実施案の課題探しと、その解決を優先する提案をする予定です。グローバル世界にアピールする私案は参考文献として提出する予定です。課題解決議論が進んでいく中で、解決できない課題が必ず残されます。部会員は困難に直面して、初めて自己の経験の範囲を超えるものに関心を示してくれるだろうという戦略です。どうなりますか、私も興味深いものがあります。

A.面白いね。正解かもしれないな。それも“ゼロベース発想”の一部かもしれない。



以上

プロジェクトマネジメントを楽しむ バックナンバー
第1回 プロジェクトを楽しむには多くの仕掛けがいる
第2回 PMを楽しむ仕掛けは時間が生み出す
第3回 基礎をしらないとPMは楽しくならない
第4回 仕事を減らす楽しみを覚えよう   (2)  (3)


第7回 行動の中から楽しみを生み出そう(1)
第8回 行動を頭に合わせよう(2)
第9回 行動を頭に合わせよう(3)
第10回 目的があって仕事がある(1)   (2)   (3)

第13回 日本の『現場力』を再度強化しよう(1)
 
  (2)   (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)

第23回 「何か変だな」(1)〜「お客様は神様か?」
第24回 「何か変だな」(2)〜「頭を使う人々が、(生産性に)頭を使わないのはなぜ?」
第25回 「何か変だな」(3)〜「問題と課題の違いがわかるかな?」
第26回 「何か変だな」(4)〜「資格を取っても役に立たない?」
第27回 「何か変だな」(5)〜「「物事」とは何か?」
第28回 「何か変だな」(6)〜「タテマエとホンネ」とは何か?
第29回 「何か変だな」(7)〜「カタカナ言葉と漢字」
第30回 「何か変だな」(8)〜「これからは日本の時代って本当?」
第31回 「何か変だな」(9)〜「ものづくりは技術が基盤って本当?」
第32回 「何か変だな」(10)〜「サービスはタダか、サービスはマネーか?」
第33回 「何か変だな」(11)〜「少子化問題と一人っ子政策の討論」
第34回 「何か変だな」(12)〜「何か変だな!講演会」
第35回 「何か変だな」(13)〜「何か変だな!講演会2」
第36回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(1)〜PMOに消火活動チームの設置
第37回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(2)〜働く女性のために小学校の低学年児童の居残りは学校が面倒を見たら!
第38回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(3)〜アイデアは出すことより、実行+が難しい。実行が難しいから、皆考えなくなる
第39回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(4)〜How to の時代からWhat toへの転換
  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)  (13)  (14)  (15)

第51回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(1)〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
第52回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(2)―緊急時の対策― 〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)

第58回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」―情報を活用する能力(1)―〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (2)  (3)  (4)  (5)

第63回 「世界が変化している。原理・原則を知って変化に対応しよう」―ビジネスの基本に戻ろう(1)― −変わる基本、変わらぬ基本の理解−   
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)

第75回 「世界が変化している中で、日本人は自分のことをよく知っているのか」―勉強をしたバカとは何か勉強しよう(1)― 
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)   (9)  (10)  (11)  (12) 

第87回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」−アベノミクスを成功させるためにー
“想定外”と“ゼロベース発想”−(1)

  (2)  (3)   (4)   (5)   (6)  (7)   (8)   (9)   (10)   (11)    (12)  

第99回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1)
  (2)   (3)   (4)   (5)   (6)   (7)   (8)   (9)   (10)   (11)   (12)   (13)   (14)  
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