第156回(2020.01.21) 「プロジェクトマネジメントを楽しむ」 その156
「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(70)
−アベノミクスを成功させるための電子空間活用戦略ー
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(58)
渡辺 貢成
 kosei.watanabe@sweet.ocn.ne.jp
(有)経営組織研究所
第99回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1) 
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A.Iさん、先月号の契約の話はビジネスの基本で、それなりに面白かったが、最近の世界情勢が大きく変わってきた。その要因はグローバリゼーションである。本来ならばグローバリゼーションで世界はどうなるかというテーマが最もリアルであが、米国の政権がトランプ大統領になって、先が全く読めない。
そこで今回は原点に戻って、昭和ではどのような政策を行い、どのように成功したかをまとめる。
次に平成ではどのような政策で、何をなしてきたかを簡単に述べ成果に関し評価する。
次にこれを踏まえて令和が求められているものを模索したい。しかし、日本は現実に大きく後れをとっているという見方が多いが、進んでいる面もあるはずだ。このような視点で日本の良さを模索するのも悪くないと思う。検討してもらえるかな。

I.おっしゃる意味はよく理解できます。世界は平成末期になって大きく変わってきました。先進国のゼロ金利政策は最早資本主義を逸脱しています。その原因はグローバリゼーションです。グローバリゼーション以前は国境があり、国内政策で国内企業を保護することができました。グローバリゼーションによって起こる大きな問題点とは、1企業では対応できない巨大企業の出現です。例えばアマゾンの事例があります。日本国内で書籍をはじめとした通販のための巨大な流通センターをつくりました。その結果、国内の中小本屋が店を閉じてしまいました。他の物流でも同じ問題が発生します。次の手は本社を税金の安い国に置きます。この結果税金を払わない大企業が国内で営業しています。競争力において、アマゾンに勝てなくなります。本屋や他の通販が共倒れすることになります。例えば本の宅配です。アマゾンはクロネコヤマトを使っていました。ヤマトの物流センターを活用したからです。自社にその物流機能をたかめた物流センターをつくると、他の宅配企業を利用できるので手数料を安くすることが可能です。その結果アマゾンは日本の流通部門の支配者になれます。そして安い税金しか払いませんから、我が国が疲弊していきます。このような課題をどのように克服するかを検討する能力は我々にありません。そこで方向を転じて今回は昭和にさかのぼって日本流の業務遂行の手法を記述したと思います。

T.まず日本的な基本を検討し、手法を示します。
@日本国の仕組みは官が支配しているから、官の支配とは何かをわれわれは正しく知る必要があります。
A次に民間大手はどのような方法で実践しているかを理解する必要があります。それをベースに日本流のやり方に対する問題点を探します。
B大手企業の手法だけでは日本国は成り立っていきません。そこで日本人の業務遂行組織としてのノウハウが生まれました。それが【日本的ムラ社会の縦型人脈業務運営方式】です。ここに日本の最大のノウハウがあります。それは【タテマエとホンネの有効活用方式】です。今も明確に生き残っている組織運営方式です
C日本にはこれとは別に小企業による小回り組織運営方式があります。中小企業は生き残り組織運営方式が出てきました。ここで小さな改善、小さな発明が行われています。京浜工業地帯等の小工場で自分の得意分野を持つ企業群が連携プレイで新製品開発する方式があります。これらの方法で検討を進めます。
これに対しU.欧米先進国流の業務遂行方式があります。これらの方式の利点と将来性の検討をしてみます。

A.わかった。面白いかもしれないな。しかし、典型的な手法を明記しても、ビジネスは生き物だ。典型的手法でも現実に実施するときは、時間の変化、状況の変化で手法そのものを高度化しないと使えないという関係にあると思う。われわれは日本対欧米という関係を引用します。しかし、現在のEUは一つの巨大組織だ。ここのシステムは加入国全員がユーロの通貨で連合組織を運営している。現在はドイツの一人勝ちである。これに対し米国や日本はドルを基盤として、通貨の価値が変動し、円高になると競争力がへり、他国が有利となり、通貨の価値のバランスを競争の基盤として使われている。ドイツの一人勝ちは長く通用しないと思う。

I.おっしゃる通り複雑ですね。実例を加えながらまとめてみたいとおもいます。


以上

プロジェクトマネジメントを楽しむ バックナンバー
第1回 プロジェクトを楽しむには多くの仕掛けがいる
第2回 PMを楽しむ仕掛けは時間が生み出す
第3回 基礎をしらないとPMは楽しくならない
第4回 仕事を減らす楽しみを覚えよう   (2)  (3)


第7回 行動の中から楽しみを生み出そう(1)
第8回 行動を頭に合わせよう(2)
第9回 行動を頭に合わせよう(3)
第10回 目的があって仕事がある(1)   (2)   (3)

第13回 日本の『現場力』を再度強化しよう(1)
 
  (2)   (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)

第23回 「何か変だな」(1)〜「お客様は神様か?」
第24回 「何か変だな」(2)〜「頭を使う人々が、(生産性に)頭を使わないのはなぜ?」
第25回 「何か変だな」(3)〜「問題と課題の違いがわかるかな?」
第26回 「何か変だな」(4)〜「資格を取っても役に立たない?」
第27回 「何か変だな」(5)〜「「物事」とは何か?」
第28回 「何か変だな」(6)〜「タテマエとホンネ」とは何か?
第29回 「何か変だな」(7)〜「カタカナ言葉と漢字」
第30回 「何か変だな」(8)〜「これからは日本の時代って本当?」
第31回 「何か変だな」(9)〜「ものづくりは技術が基盤って本当?」
第32回 「何か変だな」(10)〜「サービスはタダか、サービスはマネーか?」
第33回 「何か変だな」(11)〜「少子化問題と一人っ子政策の討論」
第34回 「何か変だな」(12)〜「何か変だな!講演会」
第35回 「何か変だな」(13)〜「何か変だな!講演会2」
第36回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(1)〜PMOに消火活動チームの設置
第37回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(2)〜働く女性のために小学校の低学年児童の居残りは学校が面倒を見たら!
第38回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(3)〜アイデアは出すことより、実行+が難しい。実行が難しいから、皆考えなくなる
第39回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(4)〜How to の時代からWhat toへの転換
  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)  (13)  (14)  (15)

第51回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(1)〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
第52回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(2)―緊急時の対策― 〜What toからHow to enjoy project managmentへの転換
  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)

第58回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」―情報を活用する能力(1)―〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (2)  (3)  (4)  (5)

第63回 「世界が変化している。原理・原則を知って変化に対応しよう」―ビジネスの基本に戻ろう(1)― −変わる基本、変わらぬ基本の理解−   
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)

第75回 「世界が変化している中で、日本人は自分のことをよく知っているのか」―勉強をしたバカとは何か勉強しよう(1)― 
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)   (7)   (8)   (9)  (10)  (11)  (12) 

第87回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」−アベノミクスを成功させるためにー“想定外”と“ゼロベース発想”−(1)
  (2)  (3)   (4)   (5)   (6)  (7)   (8)   (9)   (10)   (11)    (12)  
 

 
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