第102回(2015.07.21) 「プロジェクトマネジメントを楽しむ」 その102
「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(16)
−アベノミクスを成功させるためにー
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(4)
渡辺 貢成
 kosei.watanabe@sweet.ocn.ne.jp
(有)経営組織研究所

―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(2)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(3)
―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(4)


A.先月はZさんから21世紀の戦略として、
21世紀型【電子・金融 ヴァーチャル・リアル空間】型地政学的戦略として、米国のグローバリゼーション戦略の話を聞いた。

米国は新興国への投資資金として多額のドルを印刷し、100倍のレバレッジを付けた投資証券を開発し、同時に技術、必要な人材を送り込むことで、新興国の製造業育成に成功した。しかし、この投資の真の成功は印刷したヴァーチャルなドルを、実質的なドルで回収することであり、米国はこの仕組みを作ることで投資資金の回収に成功した。。

次に21世紀【電子・知財ヴァーチャル・リアル空間】型地政学的戦略の成功事例としてボーイング777の開発、楽天のウェブ上のモールの話を聞いたが、この戦略の要旨は『21世紀は社会のニーズが複雑化し、単にモノの生産での勝負でなく、知財(モノ、サービス、施設の運用、保守)という広範囲の形で開発競争に勝つこと目指す。開発は企画・設計(モノはできていない)というヴァーチャルの段階で意思決定を行い、実施段階で種々の工夫をしながらリアル化に成功し、投資資金の回収をする。この戦略はヴァーチャルの空間での勝負になる。この対象はこれから始まるIndustry 4.0やIOTなど内容がどんどん広がっている。

そこで今月は第三の提案の21世紀【電子・コミュニティヴァーチャル・リアル空間】型地政学的戦略の話をしてほしい。今月はYさんにお願いしたい。

Y.承知しました。
今月の主題は21世紀【電子・コミュニティ ヴァーチャル・リアル空間】型地政学的戦略です。
「電子・コミュニティ空間」は非常に幅の広い空間です。経済性の重視が成功要因となりますが、ボランティー協力者のサポートを必要とする空間でもあります。そこでこの空間で何をするべきか、するべきでないかという理念を議論する必要があります。

(1) 電子・コミュニティ空間での成功と失敗の評価基準の確立という問題
  1990年から今日にいたる国の政策を反省することなしにはコミュニティ政策は失敗し、日本のギリシャ化が促進される。アベノミクスの成功は官の在り方の変革できます。

 官の在り方の再検討を条件に下記提案(現状の延長は日本は惨憺たる未来)
理由:・現在の国の財政は歳入の2倍の予算を使っているが、何に使われたか不透明で成果が見えない。
・国際競争力の低下:韓国の政策と比較すると国際的なハブ空港、コンテナ船のハブ港湾、通関手続きの素早さを見せており、中国・米国航路の中間点というハブ港湾化、日本の地方空港のための国際的ハブ空港の役割を行っている。
 新興国との関係性の強化政策の実施(日本家電業の敗退の要因)
・膨大な研究開発予算を使いながら成果報告書が不提出。特許が少ない
・海外インフラ建設で國際競争力を持たない、国内ゼネコンへの支援とゼネコン支援で見捨てられた中堅建設業者の倒産による、専門作業者の不足で東日本大災害復興が進まない理不尽な政策。
・小規模農業政策(大規模農業を否定した政策)で多くの補助金を使いながら農業を疲弊させたが、逆に補助金を巧みに自組織に吸収する政策を実施した農協と農林中金を成長させた政策。
・国民のための医療政策ではなく、医療関係者のための政策。病院ごとの無駄な検査に経営支援。患者の健康値基準の低下という予防医学の実施(国民の健康維持費の増大に寄与。
・基本的に国・地方自治の支援をあてにする経済政策の継続:結果的に企業の弱体化に貢献しながら、予算確保という官の目標を強化したが、反面国際競争力の低下等の弊害を増加している。(これらは外国版:先進国の将来予測文献に書かれていることである

@ 日本国民は基本的に国民を幸せにする能力をもっており、高齢化社会をこれからむかえる世界の人々に多くの希望をあたえることを念頭に、コミュニティ活動を実施する理念を確立する。

A 国民の幸せとは最低限の必要金銭と皆が健康で社会に貢献できるという空間を工夫してつくりあげることである。

B 日本は自然の恵みに満たされ、国民の団結ができれば、精神的に豊かな生活を送れ、世界中の人々の垂範の的になれる。

C この条件を満たすには有能な官僚群および既得権益者の意識改革が必要で、決めた事業の成功に責任をもって実施し、成果報告を国民に示す組織の確立が不可欠である。



以上

プロジェクトマネジメントを楽しむ バックナンバー
第1回 プロジェクトを楽しむには多くの仕掛けがいる
第2回 PMを楽しむ仕掛けは時間が生み出す
第3回 基礎をしらないとPMは楽しくならない
第4回 仕事を減らす楽しみを覚えよう   (2)  (3)


第7回 行動の中から楽しみを生み出そう(1)
第8回 行動を頭に合わせよう(2)
第9回 行動を頭に合わせよう(3)
第10回 目的があって仕事がある(1)   (2)   (3)

第13回 日本の『現場力』を再度強化しよう(1)
 
  (2)   (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)

第23回 「何か変だな」(1)〜「お客様は神様か?」
第24回 「何か変だな」(2)〜「頭を使う人々が、(生産性に)頭を使わないのはなぜ?」
第25回 「何か変だな」(3)〜「問題と課題の違いがわかるかな?」
第26回 「何か変だな」(4)〜「資格を取っても役に立たない?」
第27回 「何か変だな」(5)〜「「物事」とは何か?」
第28回 「何か変だな」(6)〜「タテマエとホンネ」とは何か?
第29回 「何か変だな」(7)〜「カタカナ言葉と漢字」
第30回 「何か変だな」(8)〜「これからは日本の時代って本当?」
第31回 「何か変だな」(9)〜「ものづくりは技術が基盤って本当?」
第32回 「何か変だな」(10)〜「サービスはタダか、サービスはマネーか?」
第33回 「何か変だな」(11)〜「少子化問題と一人っ子政策の討論」
第34回 「何か変だな」(12)〜「何か変だな!講演会」
第35回 「何か変だな」(13)〜「何か変だな!講演会2」
第36回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(1)〜PMOに消火活動チームの設置
第37回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(2)〜働く女性のために小学校の低学年児童の居残りは学校が面倒を見たら!
第38回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(3)〜アイデアは出すことより、実行+が難しい。実行が難しいから、皆考えなくなる
第39回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(4)〜How to の時代からWhat toへの転換
  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)  (13)  (14)  (15)

第51回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(1)〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
第52回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(2)―緊急時の対策― 〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)

第58回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」―情報を活用する能力(1)―〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (2)  (3)  (4)  (5)

第63回 「世界が変化している。原理・原則を知って変化に対応しよう」―ビジネスの基本に戻ろう(1)― −変わる基本、変わらぬ基本の理解−
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)

第75回 「世界が変化している中で、日本人は自分のことをよく知っているのか」―勉強をしたバカとは何か勉強しよう(1)― 
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)   (9)  (10)  (11)  (12) 

第87回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」−アベノミクスを成功させるためにー
“想定外”と“ゼロベース発想”−(1)

  (2)  (3)   (4)   (5)   (6)  (7)   (8)   (9)   (10)   (11)    (12)  

第99回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1)
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