第191回(2022.12.23) 「プロジェクトマネジメントを楽しむ」 その191
「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(105)
渡辺 貢成
 kosei.watanabe@sweet.ocn.ne.jp
(有)経営組織研究所
第159回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(73)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(1) 
第160回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(74)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(2)
第161回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(75)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(3)
第162回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(76)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(4)
第163回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(77)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(5)
第164回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(78)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(6)
第165回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(79)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(7)
第166回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(80)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(8)
第167回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(81)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(9)
第168回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(82)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(10)
第169回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(83)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(11)
第170回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(84)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(12)
第171回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(85)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(13)
第172回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(86)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(14)
第173回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(87)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(15)
第174回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(88)−再度「ジョブ型/雇用」と「メンバーシップ型/雇用」の相違とこれからの使い方
第175回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(89)
第176回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(90)−日本人の奇妙な発想その2
第177回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(91)−日本人の奇妙な発想その3
第178回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(92)
第179回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(93)
第180回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(94)
第181回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(95)−官僚という秀才集団の持つ素晴らしさと恐ろしさ
第182回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(96)
第183回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(97)−IT能力の差【米国の自信;日本「ホンネとタテマエ」という風習】
第184回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(98)
第185回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(99)−メルマガ  220618F3

第186回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(100)
第187回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(101)
第188回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(102)
第189回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(103)
第190回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(104)
第191回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(105)


A..私は正直言って日本人に誇りを持っています。近年の日本は1990年に製造業世界一を獲得しました。そこまでの日本は国家経営がまじめで【一般会計税収と歳出総額が一致していました】。世界一になって、節約好きな大蔵省が財布の紐を解いて、景気政策に乗り出した。真剣に官僚と付き合ってみると、経験のないことは本当にわからない。当たり前ですが、素直に聞けばいいのに、難癖をつけて、理解する人が多い。
つくば学園都市開発が上手く進んだので、大蔵省までが、金遣いの操作を誤ってしまった。その金で、土地の購入を次第に上げたことで不動産バブルを起こした。そこで官僚が打った手は年間の公共事業費を上げて、ゾンビゼネコンの救済を図ったことで、公共事業費200兆円とすることを決めた。
ところがアベノミクスを進めた軍団が、アベノミクスを実行するための国債を400兆円として申請したところ、日銀の国債発行力は200兆円で決定してあり、予算はそれ以上出せないと門前払いを食わされた。そして民主党政権が解散する少し前に国民に約束した1回目の消費増税は8%、2回目10%を実行させた。
一方早々財務省が決めた公共事業費は200兆円が既に使われている。アベノミクスはこれとは別に新たに400兆円を申請した。しかしこの要求は、10年間昇給のない社員への昇給額が含まれていた。これに対し財務省は昇給を拒否した。そして世界中の人件費が8%〜10%昇給する中で、これを拒否し、400兆円すべてを、企業に対する減税として処理してしまった。財務省の発想は高偏差値以外の昇給を認めなかったことである。
これに対する安倍総理の対応はイエスであった。これはアベノミクスの真の姿ではないが、財務省の強烈な要求をのんだのだろう。

芝 安曇:
私は日本の官僚は世界に類のない発想をもっていると感じています。それは皇室に対する忠誠と、人民に対する優越感だと思っています。今でも多くの国民は皇室を崇めています。
歴代の皇室への日本人の忠誠心は、開国以来唯一の皇室が継続されていたことで、尊敬の念が高いことがわかります。
ここで読者の皆さんにお伺いします。緊急時に対するサバイバルは日本と他の諸国ではどのように異なるのでしょうか。

@日本人はお国のために命を捨てる覚悟ができている。

A米国人の場合はどうでしょうか?
無駄死にするな、サバイバルして再度活躍することを考えろ!

B日本人にとって私は@を拒否します。大切なことは犠牲の精神ではありません。
解決策を見つけることです。

C財務省は経営バブルを起こした民間ゼネコンの救済をしました。そして、官が使う公共費をかさ上げしました。一方日銀は公共費以外の国債は発行しないと日銀法で決め、大問題になりました。そこで安倍総理は米国の事例から見ても世界的におかしいと主張し、米国側も安倍案に好意を寄せました。結果的にアベノミクスが使う予算を計算し、アベノミクス予算を入れた400兆円を獲得しました。これでアベノミクス系民間企業は従業員の昇給予算がきまりました。
ところが財務省はアベノミクス予算に使わず減税として、企業に任せる方式取りました。そのため企業は減税であるから、内容の変更は財務省にありと決め込み、ここでもアベノミクスは大敗北でした。日本は10年間昇給を我慢させながら、自ら望んで低給料方式を採用しました。アベノミクスを景気回復に使いながら、庶民が使ってこそ景気対策になることもわからず、霞が関村住人を豊かにすることが願望の今の日本のシステムは世界から見てお笑いものです。今の日本は高度技術を使わない企業に自ら変化しました。これは由々しい問題です。

D今度は文部科学省の問題です。文科省は世界で一番になれる人材作りを目指した省です。ところが年々世界的順位が下がっています。この機会を利用してお笑い一族が高偏差値族に挑戦するテレビ番組があります。難しい問題というのは、日常使うことのない単語や、発想が勝負の世界となっています。私たちの仕事は難しい言葉や、珍しいことを覚えることではありません。東大へ入るなら東大入試試験問題を解くことが必要です。しかし日常業務が得意ではありません。
プロジェクト・マネジメントを学んだ方が総合的に価値のある人物となります。

Eもしあなたが大きな野心があるなら、米国FRBが進めている金融資本主義を中心とした機関です。1995年にインターネトが世界中のネットワークとつながっており、激しい変化の中で、鋭い戦略を実行しています。8人のユダヤ人によって動かされている金融機関です。グローバル戦略はここから発信されます。大きな仕事をするなら、戦略をたてないと行動できません。



プロジェクトマネジメントを楽しむ バックナンバー
第1回 プロジェクトを楽しむには多くの仕掛けがいる
第2回 PMを楽しむ仕掛けは時間が生み出す
第3回 基礎をしらないとPMは楽しくならない
第4回 仕事を減らす楽しみを覚えよう   (2)  (3)


第7回 行動の中から楽しみを生み出そう(1)
第8回 行動を頭に合わせよう(2)
第9回 行動を頭に合わせよう(3)
第10回 目的があって仕事がある(1)   (2)   (3)

第13回 日本の『現場力』を再度強化しよう(1)
 
  (2)   (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)

第23回 「何か変だな」(1)〜「お客様は神様か?」
第24回 「何か変だな」(2)〜「頭を使う人々が、(生産性に)頭を使わないのはなぜ?」
第25回 「何か変だな」(3)〜「問題と課題の違いがわかるかな?」
第26回 「何か変だな」(4)〜「資格を取っても役に立たない?」
第27回 「何か変だな」(5)〜「「物事」とは何か?」
第28回 「何か変だな」(6)〜「タテマエとホンネ」とは何か?
第29回 「何か変だな」(7)〜「カタカナ言葉と漢字」
第30回 「何か変だな」(8)〜「これからは日本の時代って本当?」
第31回 「何か変だな」(9)〜「ものづくりは技術が基盤って本当?」
第32回 「何か変だな」(10)〜「サービスはタダか、サービスはマネーか?」
第33回 「何か変だな」(11)〜「少子化問題と一人っ子政策の討論」
第34回 「何か変だな」(12)〜「何か変だな!講演会」
第35回 「何か変だな」(13)〜「何か変だな!講演会2」
第36回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(1)〜PMOに消火活動チームの設置
第37回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(2)〜働く女性のために小学校の低学年児童の居残りは学校が面倒を見たら!
第38回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(3)〜アイデアは出すことより、実行+が難しい。実行が難しいから、皆考えなくなる
第39回 「世の中をよくするアイデアを出してみよう!」(4)〜How to の時代からWhat toへの転換
  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)  (13)  (14)  (15)

第51回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(1)〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
第52回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」(2)―緊急時の対策― 〜What toからHow to enjoy project managmentへの転換
  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)

第58回 「プロジェクトを実践して楽しもう!」―情報を活用する能力(1)―〜What toからHow to enjoy project managementへの転換
  (2)  (3)  (4)  (5)

第63回 「世界が変化している。原理・原則を知って変化に対応しよう」―ビジネスの基本に戻ろう(1)― −変わる基本、変わらぬ基本の理解−   
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)

第75回 「世界が変化している中で、日本人は自分のことをよく知っているのか」―勉強をしたバカとは何か勉強しよう(1)― 
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)   (7)   (8)   (9)  (10)  (11)  (12) 

第87回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」−アベノミクスを成功させるためにー“想定外”と“ゼロベース発想”−(1)
  (2)  (3)   (4)   (5)   (6)  (7)   (8)   (9)   (10)   (11)    (12)  
 
第99回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(13)―グローバル市場で“勝ち抜くための戦略”−(1)

第159回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(73)―日本がグローバル市場で勝ち抜くためへの反省と提案−(1)
  (2)  (3)  (4)  (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12)  (13)  (14)  (15) 

第174回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(88)−再度「ジョブ型/雇用」と「メンバーシップ型/雇用」の相違とこれからの使い方
第175回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(89)
第176回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(90)−日本人の奇妙な発想その2
第177回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(91)−日本人の奇妙な発想その3(ゾンビ企業の救済)
第178回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(92)
第179回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(93)
第180回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(94
第181回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(95)−官僚という秀才集団の持つ素晴らしさと恐ろしさ
第182回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(96)
第183回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(97)−IT能力の差【米国の自信;日本「ホンネとタテマエ」という風習】
第184回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(98)
第185回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(99)−メルマガ  220618F3
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第191回 「日本人がグローバリゼーション下で勝ち抜くための発想転換」(105)


 
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