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2009.4.18更新
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当選者発表
143名の方のご応募を頂きました。当選者は以下の3名です。
(1) Luka 様
(2) hammer 様
(3) menken 様
惜しくも選に漏れた方は、以下からご購入ください。
堀 公俊、 加藤 彰「ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり」、日本経済新聞出版社(2008)
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プレゼント
第55回はこれも、本企画初登場、ワークショップの進め方に関する本です。
ワークショップという言葉はずいぶん、一般的に使われるようになってきましたが、「ワークショップやりましょう!」と提案すると、会議とどこが違うのか、何をすればよいのか、何ができるのかなどの質問を受けることがよくあります。
先日、50人くらいのセミナーのときに、ワークショップに参加したことがある人と尋ねたら、なんと、三分の二以上の人が手を挙げました。そこで、ワークショップを自分が中心になってやったことのある人と聞いたところ、ぱらぱらでした。
ワークショップは参加するだけでは、おそらく、よくわからないシロモノです。楽しい会議といった感じで終わるのではないかと思います。それはそれで十分な意味のあることですが、実施するとなるとかなり、高いハードルがあります。
そのハードルを取り除いてくれる本です。この企画にとっては非常に思い入れがあるファシリテーション協会の堀 公俊、 加藤 彰のペアで書かれた書籍で、今回もいい感じです。
日本ファシリテーション協会 :www.faj.or.jp
プレゼントにあたり、著者の加藤彰様からメッセージを頂いています。
加藤 彰様からのメッセージ |
このたび、拙著をご紹介させていただく機会をちょうだいし、感謝しております。
プロジェクトの中で、話し合いの場を持つことは、それこそ幾度となくあることと思います。
では、お尋ねしますが、皆さんにとって「良い話し合い」とはどんな話し合いですか? すでに選択肢や判断基準が資料に載っていて、それを見ながら「これにしよう!」とテキパキ決めていく話し合いのことですか? そういう話し合いは確かに小気味良いものですが、これだけでは済まないのが人間の世界です。
このプロジェクトのめざすところは何か、を皆でじっくり話し合う。リスクをとことん洗い出す。プロジェクトの進行状況をふりかえる。これらは、先に落としどころを決めておいてサッサと進めていくような性質の話し合いではありません。普段なら思いつかないような素晴らしい意見を引き出したり、お互いの考えに対する理解を深めたり、(やらされ感ではなく)皆で何かをつくり上げているという興奮を感じたり、そういったことができる話し合いも良い話し合いです。
つまり、プロジェクトを進めるには、テキパキ物事を決める決議の場と、探求し理解を深める対話の場の、両方が必要なのです。
ところが、対話の場をどう作ったらいいのか、それについて解説している本はほとんどありませんでした(特にビジネス向けには)。
そこで、本書では、対話の場として「ワークショップ」を取り上げ、その設計方法(企画と言ってもよいでしょう)を丁寧に説明しています。ワークショップをやる、と言っても様々な基本があります。たとえば、話し合いが始まっていきなり「では、自由に意見をどうぞ」と言ってもなかなか皆は乗ってこないでしょう。やはり手順の基本というものがあるのです。
「皆に自由に発想してもらいたいんだ!」と気合だけかけてもうまく行きません。本書は「具体的にどうしたらよいか」を徹底して取り扱っています。また、実践に明日から流用できるプログラム事例も充実させており、これを真似てやってみるだけでも多くの学びがあるでしょう。
ワークショップでないと出てこないような意見とやる気を、いっぱい引き出せるプロジェクト・マネジャーに成長すべく、本書が一歩踏み出す一助となれば幸いです。
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なお、「ビジネス書の杜」の書評はこちらにあります。
ワークショップをやりたいと思ったらとりあえず、この本
さて、というわけで、この本を3名の方にプレゼントさせていただきます。プレゼントを希望される方は、以下のフォームからご応募ください。
【締め切り】2009年4月15日24:00
【発表】プロジェクトマネジャー養成マガジン2009年4月22日号(予定)
【個人情報の取り扱い】本プレゼントのみ
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