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2008.11.23更新
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当選者発表
119名の方のご応募を頂きました。当選者は以下の3名です。
(1) GGGGoblin 様
(2) HIRO 様
(3) mebius 様
惜しくも選に漏れた方は、以下からご購入ください。
幸地 司「オフショア開発に失敗する方法―中国オフショアのリスク管理」、ソフト・リサーチ・センター(2008)
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プレゼント
第45回は、オフショア開発の書籍です。著者は、日本で初めてオフショア開発のメルマガを発行し、日本最大のオフショアメルマガに育てた幸地司さんです。その幸地さんがいままでの活動の集大成としてまとめられたような感じの力作で、オフショアにかかわる人は絶対にほしい一冊です。
仕立てはある程度ストーリーがありながら、ハンドブック的な使い方もできる一冊になっていますので、とりあえず、持っておくだけでも意味があります。
ということでたいへんよい本なのですが、専門書として書かれているので価格が高くなっています。ぜひ、プレゼントで入手してください。
幸地さんはインターネットでも日本最大のサイトを運営されていますので、こちらにも、行ってみてください!
日本最大のオフショア開発サイト:aicoach.tea-nifty.com/
プレゼントにあたり、著者の幸地さんからメッセージを頂いています。
幸地 司様からのメッセージ |
プロジェクトマネジャー養成マガジン読者の皆様
こんにちは、『オフショア開発に失敗する方法』著者の幸地司(こうち・つかさ)と申します。
オフショア開発(米国ではoffshoring)は、時として政治問題として扱われるなど人々を熱くさせる危険な側面を持ちます。ですから、本書では「オフショア開発=ばら色」といった脳天気な発想は控えました。当然ながら「オフショア開発=忌むべきもの」といった現実逃避の姿勢も認められません。
多様化する世界を生き抜くオフショア開発者となるには、海外発注に「賛成・反対」と安易な二元論を唱える議論は避けるべきです。これからのキーワードは「統合」です。単なるバランス感覚ではなく、互いの特徴を消す融合でもなく、高次元の統合を目指します。
『オフショア開発に失敗する方法』は、実務者向けのガイドブックです。さらにチームメンバーのOJT教科書として使われることを想定し、オフショア初心者にとって転ばぬ先の杖となるような理論と適用方法、さらに実践ケースをバランスよく配合しました。
特に、実践ケースは特徴的です。通常、海外MBAで扱うケーススタディは、教授らが過去の事例を集めて1年以上かけて分析します。そのため、前提条件がきっちり定められており、周到に練られた一つの理想解が存在します。
一方、『オフショア開発に失敗する方法』で扱うケース題材の多くは、現在進行形の未解決課題です。ですから、ほとんどの場合「唯一絶対の正しい答え」は存在しません。そのため、本書の読み手には、自分で前提条件を設置して、自分の環境に適した答えを自分で見つけ出す態度が求められます。
例えば、「今すぐ全ての日本企業が中国オフショア開発に取り組むべきか」との問いに対して、本書の答えは「否」です。その根拠は、第16章で概略したオフショア開発最新動向を分析すると分かります。ここでは、2つの主要要因のみを紹介します。
(1)中国人プログラマは供給過剰なので、慌てる必要はないから
(2)中国人マネジメント層の人材不足は短期的には解決されないから
したがって、ある会社では「オフショア拡大」という意思決定が正解でも、別の会社では「オフショア発注は時期尚早」が合理的な経営判断だということになります。
昔から中国オフショア開発に挑戦してきた一部の企業は、その見返りとして十分な先行者利益を享受しています。ところが、何の準備もないまま周囲の雰囲気に流されて、今頃になってあわてて中国オフショア開発に着手しても、得られる価値は小さいのではないでしょうか。
オフショアPMOにおけるポートフォリオ戦略の一環として、海外発注の可否を判断する意思決定の材料として本書『オフショア開発に失敗する方法』はお使いになれます。
最後に『オフショア開発に失敗する方法』に興味を持たれた方へ、耳より情報をお知らせします。
この度、日本のオフショア開発に携わるすべての人々が一堂に会して、最新情報を共有する日本で初めてのオフショア開発のための専門シンポジウム「オフショア開発フォーラム2008」が開催されます。
『オフショア開発に失敗する方法』を生んだオフショア大學が発案し、日本を代表するSIerを始め大手企業や大学研究機関等でオフショア人材育成に携わった豊富な経験を持つ先生方の貴重なノウハウに接することの出来るプログラム構成です。
「ありきたりのオフショア開発の事例紹介は聞き飽きたが、人材育成の貴重なノウハウや知識があるならシンポジウムに参加してもよい」と考える企業の経営者、幹部、PMOに喜んでもらえる内容に仕上がりました。お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。
◆オフショア開発フォーラム2008
〜グローバルソーシング時代を担う国際IT人材戦略〜◆
日時:2008年12月1日(月) 9:00-17:00
会場:キャンパス・イノベーションセンター東京(JR田町駅 徒歩1分)
詳細・お申込 http://www.offshoringleaders.com/forum2008/
2008年11月
幸地 司
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なお、「ビジネス書の杜」の書評がこちらにあります。
オフショア開発の実践的ハンドブック
この本を3名の方にプレゼントさせていただきます。プレゼントを希望される方は、以下のフォームからご応募ください。
【締め切り】2008年11月19日24:00
【発表】プロジェクトマネジャー養成マガジン2008年11月26日号(予定)
【個人情報の取り扱い】本プレゼントのみ
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